12月のオアハカの街

12月に入ったと思っていたら、もう半分くらいが過ぎようとしている。もう2018年はそこまで来ているのだけれど、この間の投稿に引き続き、相変わらず別れが続いている。それがオアハカという町、あるいは自分の国ではないところに住んでいるということなのかもしれないけれど、最近立て続けにお別れをしたのはオアハカに年単位で住んでいたような人たちが多くて色々考えさせられる。

さて、そんなざわざわとした気持ちと裏腹に街のクリスマスモードの熱は加速するばかり。死者の日はもはや観光客向けにちょっと営利化されてきた感じがするけれど、このナビダー(クリスマス)のほうがメヒコの人たちはめちゃくちゃ心待ちにしているのでは、と感じる。

死者の日からクリスマスへの切り替えの早さはまるで日本のクリスマス終了後の「もういくつ寝るとお正月」くらいのスピードだ。メヒコはのんびりとしているところも多いけど、こういう魔法のような速さの仕事も結構見かけるので面白い。ポテンシャルはやっぱりめちゃくちゃ高いよなぁ、この国はとつくづく思う。


露店にもクリスマスグッズがあふれる。そして結構売れている様子。


この季節の生地屋さんは軽いカオス。クリスマスデコレーションの小物も並ぶため、それらを買い求めるおばちゃんたちでごったがえしている。造花やテーブルクロス、リボンなどがあほほど売れていく。


「かわいい」キャラクターは日本のお家芸と思いきや、ここメヒコもキャラクターのようなグッズの数は非常に多い。この写真の人形たちはかわいらしい感じだけど、絶妙のセンスの表情をしたキャラクターも出回るので、まじまじ見れば見るほどににやけてしまう町歩き。


メヒコの人は結構季節ごとに布などが発売されているので、それぞれのイベントに合わせたデコレーションをして季節のうつりかわりを楽しんでいるのだろう。


こちらはグアダルーペ聖母。このメヒコで絶大な信仰を誇るこの聖母がキラキラに光るデコレーション。これはもはやありがたいのか何なのかよくわからないけど、このセンスたまらん。


クリスマスツリーと並んでピニャータが並ぶのがメヒコっぽいけど、この品数は圧巻。店の外にもこんなにたくさんあるけど、店の中も驚くくらいにクリスマスグッズしか並んでいない。


12月12日はグアダルーペ聖母の日ということで、公園が夜店まみれになっていた。おお!!マイケル氏を探さなければ、と公園をきょろきょろしながら射的を探して歩く私。最初に見つけたのがこのプロレスラー。そういえば最近マイケル氏を見かけていなかったので、もしかすると世代交代してしまったのかもしれない、と肩を落としてしまった。と、その時にサングラス越しに感じた視線。そしてオーラ。


うおおおお、赤マイケル!!その安定したクオリティの低さ、さすがっす。いやぁ、いいもんを拝んだ。(注:グアダルーペの日です。)

さぁ、年の瀬は近い。

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